日本について楽しく学びたい人にオススメのゲームがあります。30代の無趣味男が子供の時に人気だった「桃鉄(桃太郎電鉄)」です。
桃鉄がどういうゲームか簡単に説明すると、目的地を目指しながら、日本全国にある鉄道駅の物件を購入していくボードゲームです。サイコロを転がしたり、カードを使って、誰が早く着くか競争します。ファミコンやプレステ、ニンテンドーDSなどでゲームソフトがでています。
このゲームのすごいところは、遊びながら勉強ができること。何度もやると、地名や特産は自然と覚えていきます。日本地図は桃鉄のおかげで得意でした。
ニンテンドーDSでできる「桃太郎電鉄20周年」では、歴史上の人物が登場します。特定の駅の物件を独占購入すると、歴史上の人物が加勢してくれます。加勢してくれるとゲームを有利に進めることができるので、偉人と関係のある駅は頭の中に自然と入っていきます。
1567年に岐阜城を手に入れた『織田信長』は岐阜、天下統一をした『豊臣秀吉』は生誕地の名古屋、江戸幕府を作った『徳川家康』は生誕地の岡崎。
加勢時のメッセージを読んでみるとタメになる情報も書いてあります。この3人といえば、それぞれの性格を表したホトトギスの俳句も有名ですよね。
- 織田信長『泣かぬなら殺してしまえホトトギス』
- 豊臣秀吉『泣かぬなら泣かせてみせようホトトギス』
- 徳川家康『泣かぬなら泣くまで待とうホトトギス』
全部で19人の偉人達が加勢してくれます。残りの16人も加勢時のメッセージをもとに簡単に紹介します。名前の後のカッコに書いてある地名は加勢する駅です。
- 伊達政宗(仙台)
弱肉強食の戦国時代を型破りな行動と機知でくぐり抜けた英雄。 - 水戸黄門(水戸)
天下の副将軍。 - 武田信玄(甲府)
『人は城、人は石垣、人は堀』という名文句を残した戦国時代最強の武将。 - 上杉謙信(上越)
毘沙門天の生まれ変わりともいわれるほどの戦(いくさ)上手。 - 明智光秀(土佐)
教養あふれる武将で、足利将軍家にも仕えた文化人。 - 西郷隆盛(鹿児島)
誠実な英雄として日本人に愛され続けたお方。 - 坂本竜馬(高知)
徳川家に大政奉還を献策して、日本国の被害を最小限に食い止めた革命児。 - クラーク博士(札幌)
『少年よ大志を抱け』で有名な農学者。 - 源義経(平泉)
源頼朝に追われ、ここ平泉で藤原秀衛を頼っています。 - 那須与一(那須)
平安時代、屋島の戦いで扇を弓で射た勇者。 - 紀伊国屋文左衛門(和歌山)
江戸時代の大商人。 - 武蔵坊弁慶(御坊)
源義経が亡くなる最後まで忠義を尽くした。 - 山中鹿之助(安来)
戦国時代、尼子家再興を願い、獅子奮迅の活躍をされた猛将。 - 毛利元就(広島)
安芸(広島)一帯を制覇する西国随一と称される名将。 - 平賀源内(さぬき)
発明の天才。『夏ばて防止にうなぎ』のキャッチフレーズを作った人ともいわれている。 - 黒田官兵衛(博多)
稀代の策士家。
桃鉄をやったことがないという方は、一度プレイしてみてください。
ゲームで日本旅行をすると、実際に現地に行きたくなります。私は、桃鉄キッカケで旅行をした場所がたくさんあります。
北海道ではクラーク博士。
高知では坂本竜馬。
鹿児島では西郷隆盛に会ってきました。
銚子電鉄の駅には「しあわせ三像」があります。
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